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これまでにお問い合わせの多いご質問を紹介致します。
※質問をクリックしていただくと、回答が表示されます。
サイトについて
- どんな会社が運営しているの?
- 総勢30人超のスタッフが在籍し、書道作品や日本画作品の展覧会向けの表装(主に掛軸が中心)の製造販売元です。一級表装技能士もいますので、専門的なことにも一貫対応できます。業界の経験は30年以上です。
また、本社には既製品の掛軸も取り扱うギャラリーがあります。 - 短い納期で完成できるのはなぜ?
- 特殊加工和紙を使用した「現代機械表装」といわれる製法を取っているからです。昔からの技法である「伝統表装」といわれる製法は、表装専用の糊と刷毛(はけ)を使って、和紙を貼りあわせて仕上げます。裏打ちをした和紙を十分乾燥させることが必要なので、時間がかかります。一方、現代機械表装は糊を使用せず、加熱圧着で特殊加工和紙を貼り合せていきますので、乾燥時間を要しません。そのため、短期間での製作が可能となります。
また、使用する布などの各材料は伝統表装の場合と全く同じものを使いますので、見た目の差はなく、同じような仕上がりになります。 - 掛軸はいくらぐらいからできるの?
- 作品の大きさや状態、使用する材料によって変わりますが、布を使用した掛軸で作品の大きさが半切(35×135㎝)以内の場合、10,000円(税抜)からになります。
しかしながら、そのお仕立てが本当に作品の魅力を高めるものかどうかは、金額だけでは決められないと思います。作品を拝見したうえで、ご予算にあった最高のお仕立てをご提案できるようお客様との対話を大切にしたいと考えています。金額だけを比べるのなら安価なお仕立て中心のサイトはたくさんあろうかと思います。 - 相談はどのような方法でできますか?
- お電話やメールなどを中心に対応致します。お急ぎの場合は、お電話かメールでお急ぎであることをお知らせください。できるだけ迅速に対応致します。
また、お客様のご希望によりスマートフォンやパソコンを利用して、お勧めの布や形式の案内も致します。近郊でお時間がありましたら当工房内でのご案内も可能です。(お急ぎの場合は、お電話が中心になります。)
工房訪問をご希望の際は、事前にお知らせください。 - 作品はどのように送るのですか?
- 宅急便や郵便局のレターパックなど追跡調査のできるご送付方法をご利用ください。
普通郵便の場合、破損や紛失の可能性もあります。また、作品は丸めた新聞紙や筒状の紙管のようなものに巻いてできるだけ折らずに送って戴いた方が良いかと思います。料紙や具引きの本紙は、たたんでしまうと「折れ筋」が残り、作品にしわが残ることもあります。比較的小さな作品(寸松庵や短冊、半懐紙など)は、段ボールや厚紙にはさみ込んで、平らな状態で送っていただくと本紙が傷みません。 - 見積もりだけをお願いできますか?
- できます。しかしながら、電話やメールで「お問い合わせだけ」の場合などは、あくまでも参考価格としてご理解いただけると幸いです。作品の状態によっては、お仕立て前に「手を入れる」必要があることもありますので、作品をこちらで実際に拝見してからのお見積りの方が正確かと思います。ご予算取りやなんとなくいくらぐらいかなと思われる場合もあるかと思いますので、参考価格としてご理解ください。
- お問い合わせしたのに返信メールが届きません
- 申し訳ありません。夜間や休日の場合など、ご返信が遅れる場合もあります。送信メールにお客様のお住まいの都道府県をご記入いただくことで、エリア担当者からご連絡させていただきます。なお、お急ぎの場合はお電話での連絡の方がお話がスムーズに進みますので宜しくお願い致します。営業時間は次の通りです。
営業時間 午前8:30~午後6:00(月〜金)
土日祝祭日 お盆年末年始は定休日 詳細はこちら - 匿名での依頼は可能ですか?
- 可能です。しかしながら最終的なお支払いや完成品の発送の際は、お名前やご住所が必要となりますので、何かご事情がおありの場合はあらかじめお知らせいただければ最大限のご協力をさせていただきます。また、個人情報の取り扱いについてはこちらをご覧ください。
- 古い掛軸も修理できるの?
- 掛軸のことなら何でもご相談ください。掛軸専用工房ですので、新しい作品はもちろん、古い掛軸の修理や修復も承ります。職人が仕上げる伝統的な手表装による製法から、特殊加工和紙を使用した現代機械表装の製法まで幅広く取り扱いがあります。
古い掛軸の修理や修復は専用サイト 掛軸屋.net(http://www.kakejikuya.net/)にお立ち寄りください。 - 表装にはどんな種類があるの?
- 主に5つの表現方法があります。掛軸、額、屏風、衝立、巻子(巻物)ですが、最近は掛軸、額、巻子(巻物)が好まれます。掛軸は収納に便利で場所を取りませんので、展示や保管にお勧めです。
- 作品にあった表装ってどんなもの?
- お客様の好みやイメージを具体的に形にすることが、表装(おもてをよそおう)する目的です。なので、作品の季節感や内容にあった色合わせや柄模様を選ぶことがポイントです。他には作品を描かれた方が女性か男性か、学生さんかご年配の方かによっても布選びの参考にしてよいと思います。また、飾られる場所の配色を考慮に入れてもよいかもしれません。いずれにしても作品だけでなく、表装も含めた全体が作品を表現するものなので、完成品をイメージしながら創作されることも大切かと思います。
世の中の一品をお仕立てすることが私達のテーマです。 - どんな作品でも表装できるの?
- 表装する作品はもともと紙か布がほとんどです。掛軸にされる場合は作品を「巻く」ことができれば、製作できます。最近では様々な種類の紙が販売されていますので、作品本紙が硬かったり、厚かったりする場合には巻けるような下地の処理が必要になります。一方、額や屏風など平面に「貼り込む」ことができる作品は、本紙が多少、硬かったり厚かったりしても問題ないかと思います。こうしたことも作品をお預かりしたうえで、お客様に詳しくお話しさせていただきますので、ご安心ください。
- 作品を仕立てる時の注意点は?
- 表装する過程で、作品のしわや折れた部分を伸ばすために若干の水を使います。なので、水をかけて滲んでしまう道具(筆ペンや水彩絵の具など)を使われた場合は、特に要注意です。最近はメーカーさんの製品も種類が多くなり、一見すると区別がつかない道具も増えました。また、描かれて間もない作品は、墨や膠(にかわ)が十分に乾燥していないこともありますので、A.お急ぎコースをご依頼のお客様は要注意です。
描かれて間もない乾燥していない作品の場合、当社のスタッフにその旨お話しいただけると作品の滲みのトラブル防止になります。道具のパッケージに記載してある注意書きなどを十分にご確認ください。下記に注意すべき代表的な文具の一例を記します。
・筆ペン、サインペン ・万年筆、ボールペン ・インク系の印鑑、スタンプ
・一部 (主に染料系) の墨液、ねり墨 ・にかわの希釈が薄い顔彩など - 初めて表装しますが大丈夫ですか?
- ご不安な点やご不明なことは遠慮なくお問い合わせください。お勧めの表装から完成品のお取り扱いに至るまで、疑問点を詳しくご案内させていただきます。
- 完成品の取り扱いで注意することは何ですか?
- 表装製品はそのほとんどが紙と布でできていますので、湿気や高温は大敵です。
また、額や屏風はかなりの重量になるものもありますので、持ち運びや運搬にはご注意ください。乱暴に扱うと破損する場合がありますのでご留意願います。 - 大きなもの(小さなもの)でも大丈夫ですか?
- 大丈夫です。サイズが幅:2m×長さ:3m以上の作品の掛軸をお受けしたことがあります。また、小さなものは5~6cm角の作品をお仕立てしたこともあります。まずは一度ご連絡ください。いろいろとご提案をさせていただきます。
- 子供の作品でも仕立ててもらえますか?
- もちろんです!お子様の作品は何よりも頑張ったあかしです。ご予算に応じて様々ご案内できます。掛軸の形式は、紙製から布製まで、簡単なものからしっかりと作り込んだものまでいろいろとあります。スタンプや入賞の札などが貼られている作品もご相談可能です。
- 手形や足形なども仕立ててもらえますか?
- 掛軸や和額に入れる場合には、作品の裏打ちをするため、作品を湿らせて「しわ」を伸ばしますので、水分で滲まないことが必要です。また、掛軸の場合には巻いて収納しますので、巻ける程度の薄い紙でなければなりません。滲まないことと巻けることがポイントです。
- 傷んだ作品も表装してもらえますか?
- 何年も前に書かれた作品は破れていたり、黄ばんでいたりそのまま表装するには少し残念なことがあります。事前に「手を入れる」方が良い場合はしっかりとアドバイス致します。また、古い掛軸や額、屏風などの修理・修復の場合は専用サイト「掛軸屋.net」がありますので、ご利用ください。
- 掛軸以外でもお願いできるの?
- 額や屏風、衝立は作品の周囲に枠(木枠やアルミの枠、フレーム)があります。そうした部品はお取り寄せになるため、納期をいただければ対応します。
なので、A,お急ぎコースの場合は、ご希望のお時間で完成しないこともありますが、まずはご連絡いただければ、できうる限りの対応を致します。 - 作品展に出品する際の注意点は?
- 展覧会によって、完成品の大きさや形状があらかじめ決められている場合やご自宅で楽しまれる場合には、飾る場所のスペースが限られていることもあります。
例えば、最近の日本間の床の間は高さが十分にないため、掛軸の長さが200㎝を超えると床についてしまう(掛軸の方が長くなる)ことがあります。展示されるスペースを確認されると安心ですね。 - 作品の滲みなどのトラブルが発生したらどんな対応をしていただけますか?
- 「作品を仕立てる時の注意点は?」に記載しました通り、工程上水を使用しますので、是非事前にお知らせいただきたいと思います。お知らせいただいた場合は、当社スタッフと十分に打ち合わせ致します。
その場合、状態によってはお引き受けできない場合もあります。また、お客様と十分なお話を事前にさせていただいたにもかかわらず、当社に問題がある場合は、事前にご希望のお仕立て代金を上限に別の作品の表装代金をサービスさせていただきます。
(作品の買い取りやお引き取りはしておりません。)なお、事前にお知らせいただけなかった場合はこの限りではありませんので、ご理解の程、宜しくお願い致します。 - 完成品の会場への搬入や展覧会後の搬出はできますか?
- 誠に申し訳ありませんが、会場への搬入、搬出は行っておりません。製作に専念することで、完成品を適正価格でご案内できるように努めております。
- お支払いはどのようにするのですか?
- 郵便振り込みや銀行振り込みでお願い致します。郵便振り込みをご利用いただける場合は専用のお振込み用紙を完成品のご連絡後、郵送致します。銀行振り込みの場合は、誠に恐れ入りますが、お振込み手数料のご負担をお願い致します。(クレジットカードでのお支払いは、誠に申し訳ありませんがお取り扱いしておりません。)
- 桐箱などの手配もお願いできますか?
- できます。桐箱は産地や製法によって価格も様々です。元々桐箱は湿気や火災から大切な掛軸を守るために必要なものですので、紙製の箱よりも桐箱に収納されるのがお勧めです。別注サイズや2~3本の掛軸を一つの桐箱に入れるタイプもあります。また、掛軸を掛ける際に必要な「自在」(短めの掛軸を掛けるためのもの)や「矢筈」(掛軸を金具にかける時に必要な棒)もありますので、お問い合わせください。