2016.05.26「若冲展」 44万6千人の入場者!
東京都美術館で開催された「生誕300年記念 若冲展」が24日閉幕しました。
江戸時代の絵師 伊藤若冲の初期から晩年までの代表作品を紹介した過去最大規模の回顧展でした。
東京都美術館 http://jakuchu2016.jp
同館開催の展覧会としては過去最高を記録した若冲展。4月22日から5月24日までの開催期間中、入館までに最長で4~5時間待ちの日もありました。
新聞発表によると1日あたり最も多い日で入場者が2万人を超えたそうです。
1716年 京都の青物問屋「桝屋」の長男として生まれた若冲は、30歳代の頃より若冲と名乗り、作画を始めます。40歳になってから次弟に家督を譲り、画業に専念しますが、独学で絵筆を極め、鹿苑寺(金閣寺)や金刀比羅宮奥書院の障壁画を描き、相国寺や石峰寺と50歳代から60歳代にかけ、活躍の幅を広げていきました。
鶏や鶴などの動植物を華麗な色彩で描いた「動植綵絵(さいえ)」と「釈迦三尊像」が東京で初めて同時公開され、他にも水墨画や版画、モザイク屏風等約80点の傑作が展示され大きな話題となりました。
残念ながら今回はあまりの人気におされ機会を逃しましたが、同展の再開催を願うばかりです。次回は是非訪れてみたいと思います。