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展覧会用の掛軸

実績

釈文と意味は、ご依頼主様よりご提供いただきました。

貴船どんすクラス 丸表装
Aコース 10,000円(税別)

作品

有志者事意成(志有る者は 事意に成る)

意味

強い意志で物事を進めるなら途中でたくさんの困難があっても、最後には目的を達成できる。

お仕立て

今回はお急ぎ・お任せのAコースをお選びいただきました。一行書の力強い作品でしたので、シンプルなお仕立てに濃いめの布を選びました。作品をお預かりしてから3日間で完成させました。


正絹(並)どんすクラス 筋明朝・筋廻し
Bコース 25,000円(税別)

作品

人はいさ 心も知らず ふるさとは
 花ぞ昔の 香(か)ににほひける 紀貫之(35番)

意味

さてどうでしょうか。人の心は分からないけれど、慣れ親しんだこの里では、梅の花だけが依然と同じいい香りをただよわせていますよ。

お仕立て

Bコースのこだわり・相談コースをご指定いただきました。
作品の「花」は梅の花の意味でしたので、赤か白の色合いを入れようと思いましたが、グリーン系の綺麗な料紙でしたので、全体的に白っぽい淡いグリーン系の布にしました。筋や軸先などアクセントに同色系のグリーンでまとめてみました。


伝統手表装 正絹(並)どんすクラス 三段表装垂れ風帯付き
Cコース 48,000円(税別)

作品

福如雲

意味

幸運が雲の湧き出るように盛んな事

お仕立て

贈答用にされるため、本格・伝統コースのCコースにされました。
お知り合いがご自宅を建てられ、本格的な床の間の一幅(いっぷく)にされるとの事で、しっかり時間をかけてお仕立てしました。
伝統的な配色をシックにまとめてみました。布の紋様は「雲柄」を選び、流れるような雰囲気を醸し出しています。完成までに、二ケ月要しました。収納は桐箱入りです。


伝統手表装 正絹(並)どんすクラス 筋割三段
Cコース 44,000円(税別)

作品

歯を痛み泣けば背負ひて我母は
 峡(かい)の小川に魚をつりにき 牧水

意味

幼少の頃、牧水はむし歯が多くよく痛みました。痛みにおいおい泣ていると母は一緒に涙を流しました。また時には泣く牧水を背負って、川に魚釣りに行って牧水に話しかけては、痛みをやわらげようともしました。

お仕立て

継ぎ料紙の作品です。母の愛情が伝わる幼い頃の思い出。
自然を愛する牧水をイメージして、また継ぎ料紙のグレーとグリーンの色合いを活かして、柔らかい印象の色合わせにしました。
本格・伝統コースの手表装仕上げ、桐箱入りになります。


正絹(並)どんすクラス デザイン(創作)表装・筋廻し
Bコース 30,000円(税別)

作品

行雲流水

意味

空行く雲や流れる水のように、一事に執着せず、自然に任せて行動する事

お仕立て

洋間、リビングにも合うお仕立てをご希望され、色々とご相談いただきました。作品は自由に行動するという内容でしたので、コバルトブルーの原色系に赤の筋廻しを合わせ、「英字新聞」の切り抜きをはめ込んだデザイン・創作表装にお仕立てしました。
マンションや廊下に掛けても違和感なく、和のテイストを残しながら斬新にアレンジ。作品上下にはサメと仏像が映っています。


正絹(並)どんすクラス デザイン(創作)表装
Bコース 30,000円(税別)

作品

青笹を入れやりたれば池の鮒
 早青き葉の陰に来てをる 牧水

意味

歌集「黒松」からの一節です。牧水没後10年の昭和13年(1938年)に出版された「黒松」には「池の鮒」が9首が収められています。

お仕立て

茶系の全懐紙作品を現代風にお仕立てしました。アイボリーと茶色の配色はインテリアにはベーシックな配色で、自然の素材によく用いられます。家庭的な落ち着いた懐かしい印象を持たせながらグラデーションのある布を両サイドに使って、リビングや洋間にも飾れるようにしました。
シルバーの筋廻しがアクセントになっています。デザイン(創作)表装です。


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